北大キャンパス
札幌市の都心に程近い場所にありながら、緑豊かな自然に恵まれた広大な敷地を持つ北海道大学。構内には誰でも入ることができ、市民の憩いの場としても親しまれています。また、北大には数多くの歴史的建造物があり、札幌の観光名所にもなっています。移り変わる四季の自然とともにある風景は、いつも私たちの目を楽しませてくれます。
北海道大学札幌キャンパス全景
JR札幌駅北口から北海道大学の構内まで、徒歩約10分。
医歯学総合研究棟屋上からJR札幌駅方面をのぞむ
医歯学総合研究棟屋上から北方面をのぞむ
正門
北9条西5丁目に面しています。
北大全学共通の図書館です。
古河記念講堂
1909年、古河財閥が政府に献金した百万円の一部で建設。北海道初のフランス・ルネッサンス様式建築の優美な建物は登録文化財となっていますが、現在も文学研究科の研究室として現役で使用されています。
メインストリート
約1.2kmに渡り構内を南北に走るこの道を挟んで、医学部などの建物が並んでいます。雪のない季節の休み時間、この通りが自転車に乗った学生であふれかえる様子は、北大ならではの光景かもしれません。
中央ローン
正門を入って南門を左手に過ぎたところから、北大メインストリートまでのなだらかな起伏のある広い緑地。北大生はもちろん、休日にはのんびりピクニックを楽しむ家族連れの姿もあります。
大野池
構内にある大野池には睡蓮の花が咲き、池のほとりにはベンチもあります。
大野池には毎年野生のカモが飛来します。
クラーク像
1926年に建設。台座には有名な「BOYS BE AMBITIOUS (青年よ大志を抱け)」の文字が彫られています。
全学的な学術資料を集約する総合博物館は1999年に開館。年間を通して様々な企画展も開催されて多くの人が訪れます。
札幌農学校第二農場(モデルバーン)
クラーク博士の方針で建てられた、米ニューイングランド地方に見られるバルーンフレイム様式による日本最古の様式農業建築。1877年竣工、1969年、国の重要文化財に指定されました。
イチョウ並木
北13条門から構内メインストリートへつながる約380mの車道沿いに、約70本のイチョウが毎秋美しい黄金色の天蓋を作り出します。黄葉の見ごろは10月下旬から11月上旬ころ。銀杏拾いをする人が後を絶たないため、シーズン中は歩行者天国を実施し市民や観光客に喜ばれています。
ポプラ並木
絵葉書などで知られるこのポプラ並木は、1903年、北大の前身旧札幌農学校の農場内に実習用に植えられたのが始まりと言われます。2004年9月の台風18号により半数近くが倒れましたが、倒木の立て直しや若木の植樹が行われました。現在、並木道にはウッドチップが敷かれ、約80mの散策ができます。
平成ポプラ並木
キャンパスの北側にある新しいポプラ並木で、全長約300m。北大創立125年を記念して、2000年に植樹が行われました。