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Q&A


これまで寄せられた代表的な質問にお答えします

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1. 医学院の修士課程は一般の4年生大学を卒業した学生でも受験することができますか?
医学院修士課程への入学は、一般の4年生大学卒業者に大きく門戸が聞かれています。志願者の出身学部は多彩で、医学部保健学科、薬学部、理学部、工学部、水産学部、農学部などの理系学部のみならず、文系学部からも志願者がいます。医学院の広い研究分野を象徴しています。
2. 医学院の修士課程はどのような人材養成を目的としているのですか?
医療・生命科学分野で活躍できる研究者や教育者、医療・公衆衛生学関連分野の高度専門職業人、保健医療医療や保健政策マネジメントなどの専門家として、それぞれの領域において活躍できる基礎的な知識と基礎的な技能を有した人材の輩出を目的としています。
3. 医学院の修士課程を修了し、博士課程に進学することは可能ですか?
もちろん可能です。毎年医学院修士課程修了者が進学しています。医学院修士課程からの進学者は入学料・検定料が不要であり、進学後は多くの方がリサーチ・アシスタントとして採用され、授業料年額の半額に相当する金額が支給される支援策もあります。
4. 医学院修士課程の修了生はどのような進路に進んでいますか?
大学院博士課程進学、病院、研究所、医療系企業に就職、あるいは一般企業の専門技術職、官公庁に就職しています。
5. 修士課程公衆衛生学コースの2年コースと1年コースの違いは?
どちらも修了に必要な単位数(30単位)及び取得する学位(修士(公衆衛生学))は同じですが、1年コースは、医師、歯科医師、薬剤師などで一定の実務経験を有した方を対象とした、文字通り標準修業年限が1年のコースです。また、修了要件に必要な授業科目が、2年コースと若干異なっていますが、いずれのコースも米国公衆衛生大学院協会の定める認定基準で必須とされる5領域(疫学、生物統計学、社会行動科学、保健医療管理学、環境保健学)を万遍なく学修することになります。但し、2年コースから1年コースへの転コースは認められないこと、1年コースは、長期履修制度の申請ができないことなどの制約があります。
6. 修士課程の公衆衛生学コースについて知りたい。
公衆衛生学コースは、以下の社会全体並びに人々の健康と生活、安全の維持・向上のために、公衆衛生上の諸課題に対し、幅広い知識と高い技能をもって活躍する人材の育成を目的としております。具体的には、授業・研究指導等を通し、以下の知識及び能力を養成していきます。
  • 社会全体並びに人々の健康と生活、安全にとって必要なシステム・ルールを理解できる
  • 社会全体並びに人々の健康と生活、安全の実態とその維持・向上に必要な情報を入手できる
  • 入手した情報を科学的に吟味解釈し、結果を関係各所に発信できる
  • 情報が不足している場合には、自らその情報を得るために行動できる
  • 得られた結果から、必要な対策を立案できる
  • 対策を実施するために関係各所と必要な調整ができる
  • 実施した対策の結果を評価し、次の対策につなぐことができる
なお、本コース修了後のキャリアパスとしては、
  • 行政機関(国・自治体・国際機関)、企業・団体の健康管理部門における公衆衛生学の専門家
  • 医療機関における高度な公衆衛生学の知識を有する医師・歯科医師など
として活躍することを想定しています。
7. 医学院博士課程MD-PhDコースのメリットは?
基礎研究者を目指すために、医学部医学科6年次から大学院教育を受けることができるMD-PhDコースのメリットは、医学科6年次は博士課程1年次を兼ねていると認識されているので、卒後臨床研修を受けた学生より早く博士の学位授与を受けることができ、研究者としてのキャリア形成を一歩も二歩も早く進めることができることです。20代後半には若手研究者として自立した研究活動を行うことができます。また、優秀な研究業績を上げて修了した学生は、任期付き特任助教へ採用される道もあります。
8. 医学院博士課程CLARCプログラムのメリットは?
卒後2年目に卒後臨床研修と大学院教育を同時に受けることができるCLARCプログラムのメリットは、臨床と研究のバランスのとれた医師又は研究者としてのキャリアを形成できることです。大学院での研究指導と臨床研修が臨床と研究どちらにもプラスに作用し、将来は研究志向型医師へも臨床志向型研究者へも進むことができます。
9. MD-PhDコースとCLARCプログラムの違いは?
将来、基礎研究者として進路を希望していて、できるだけ早い時期から研究活動をスタートしたい方はMD-PhDコースを勧めます。研究者への道にも興味はあるが、卒後臨床研修は早く終えておきたいと考えている方にはCLARCプログラムを勧めています。