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特別プログラム

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研究者養成プログラム(MD-PhDコース)

一歩早く 基礎研究者へ

学びを研究面・経済面から支援します

医学研究を志向する医学科学生に対し、早期に研究の機会にふれ、医学・医療の急速な進歩と社会情勢の変化に対応できる若手研究者(基礎医学分野)を養成することを目的としたこのコースは、医学科6年次に在籍してそのカリキュラムを履修しながら、大学院博士課程必修科目(共通コア科目8単位)および大学院共通授業科目(2単位まで)を履修することができます。

医学科5年次・6年次に(特別)選考が実施され、原則として返還の必要のない奨学金(大学院博士課程の入学検定料、入学料および大学院入学後計3年間の授業料相当分、所属教室には6年次の履修に係る経費の助成を目的とした支援金)が給付されます。

研究者養成プログラム

コース修了者からのメッセージ

Medical Doctor “&” Doctor of Philosophy

北海道大学大学院医学研究院
細胞生理学教室助教

柏木 彩花 さん

私は細胞生理学教室(大場雄介教授)に所属し、令和2年3月に北大医学院のMD-PhDコースを修了しました。同年4月からは同教室の教員として、研究と教育に従事しています。

私は小さい頃から科学一般に興味があり、将来は大学院に進学するつもりで、総合理系の枠で北大に入学しました。このため私にとってMD-PhDコースは理想的な制度であり、医学科に進学を決めるきっかけとなりました。

私が所属している教室では、生命の基本単位である『細胞』を対象として、その動作原理を構成的に解き明かすことをテーマとしています。私は現在、物質の取り込みや細胞内輸送といった細胞機能に対し、種々のイオンが与える影響を調べています。私は、MD-PhDコースを経て基礎研究に進むことの強みは「一連の医学教育を受けられること」だと思っています。個々の臓器や人体がいかにして動作するのかを学べることはもちろん、臨床実習で得られる貴重な経験は、研究を続けていく上での強いモチベーションとなるでしょう。

(令和5年4月現在)

CLARCプログラム CLinic And Research Combination

一歩早く 臨床志向型研究者へ 一歩早く 研究志向型医師へ

臨床研修と大学院での学修を併行できるプログラムです

CLARCプログラムは、臨床研修2年目に大学院に入学し、臨床研修と大学院での学修を並行して行えるプログラムです。あくまでも臨床研修を主体とし、平日の17時以降に大学院の講義・研究指導を受けます。

このプログラムを選択するためには北海道大学病院の卒後研修プログラムのうち、2年目に北海道大学病院に在籍する研修コースを選択します。

地域医療など大学病院外で研修する期間は一時大学院での履修を中断できるので、安心して研修に従事できます(※なお、研修科との調整が必要となります)。
また、基礎系教室の教員も指導教員として選択できます。

CLARCプログラム

※新専門医制度(2018年4月開始)による専門研修専攻例。
研修の期間・内容は、基本領域(内科や外科など 19 領域)ごとに定められた専門研修プログラムにより異なります。専門医になるためには専門研修を修了する必要があります。

コース在籍者からのメッセージ

CLARCプログラムの研修

北海道大学大学院医学院
腫瘍病理学教室 博士課程 4年

加藤 万里絵さん

学部生のときから病理学に強い関心があった私には、高い専門性を身につけながら博士の学位も早く取得できるC L A R Cプログラムはとても魅力的でした。1年目に製鉄記念室蘭病院、2年目に北大病院を中心に行った初期研修では多くの症例を経験し、各診療科と病理診断科とのつながりにも触れることができました。2年目からは大学院1年生も兼ねましたが、腫瘍病理学教室の田中教授をはじめ各研修先の指導医・スタッフの方々のご理解とご協力により無事修了することができました。

現在は実験手技を習得し研究を進めるとともに、病理専攻医として病理診断を学んでいます。臨床各科での体験は、依頼書から臨床経過を把握したり、病理解剖の中で死因や病態を考えたりする際の助けになっています。基礎研究の考え方を訓練することもまた、疾患を臨床・研究の両面から考えるという点で重要であり、より良い病理医を目指す上できっとかけがえのない経験になると信じています。

早くから基礎研究に触れ医学に対する理解を深めることは、病理に限らずどの分野でも大きなアドバンテージとなるでしょう。CLARCプログラムに興味のある方は、まずは所属する予定の科へ相談してみてください。

(令和5年4月現在)

谷川 聖さん 谷川 聖さん