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医学部長 挨拶

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畠山鎮次 北海道大学医学部は、北海道帝国大学創設の翌年の1919年に北海道帝国大学医学部として創立され、2019年には創立百周年を迎えた日本のなかでも有数の歴史と伝統を誇る医学部です。これまでに1万名ほどの卒業生が巣立ち、医療や医学研究の分野で活躍する数多くの人材を輩出しております。北海道大学医学部医学科としましては、「広範な医学知識、高い倫理観、豊かな人間性、国際的視野を備え、医学の進歩と医療の実践・発展に寄与する医師・医学研究者を養成すること」を、教育目標として掲げております。この目的のもとで育つ人材は、まず幅広い基本的な医学知識そして専門知識を有すること、そして深い思考力と批判力、応用力、創造力、さらには国際的対応能力を身につけることが要求されます。すなわち、国内の医療貢献のみならず、グローバルな視野および献身的精神を有する人材として活躍することが求められております。そのためには、コミュニケーション手段として英語などの外国語の能力、そして文系科目も含まれる幅広い教養、すなわちリベラルアーツを身につけることで、さまざまな人々の社会や文化を理解し、自主性と協調性を持ちつつ、リーダーシップをもって行動できることが必要となります。

 北海道大学では、医学教育のみならず、リベラルアーツも学習できる教育環境が、開設以来、大学として整備されております。現在はコロナ禍ではありますが、教育の実践を維持するためにハード面・ソフト面でさまざまな工夫を凝らすことで対応を進めており、ウィズコロナおよびアフターコロナに長期的に対応できる教育システムの構築が重要と考えております。医学科では近年、学習プログラムを見直し、診療参加型臨床実習を強化しております。診療参加型臨床実習において、実際の医療現場で必須となる診療チームの一員として診療業務の義務や責任を理解し、医師として必要な専門的な知識、診断力、医療的技能を学びます。また近年、アジアやヨーロッパ諸国から外国人留学生(特別聴講学生)を多く受け入れており、本学の学生に対して身近に留学生とともに学ぶ教育環境を提供し、語学や国際感覚を身につけられるよう、医学教育・国際交流推進センターなどの環境整備に取り組んでおります。また本学医学科生の海外派遣事業も推進しており、令和2年度はコロナウイルス感染対策のため遂行できませんでしたが、令和元年度には6年次を中心とした16名の本学医学科生を、韓国、シンガポール、タイ、ドイツ、イタリア、米国、アラブ首長国連邦、ザンビアの総計9校(8カ国)に派遣し、外国の大学の医療現場で実習を受けております。この本学医学科生の派遣事業は、若い時期から国際的視野をもち、協調力を有し多様な文化・社会性を吸収するグローバルな人材の育成につながると期待しております。

 北海道大学は、世界でも珍しい雪の降る200万都市である札幌市の中心に位置し、かつ日本でも貴重な自然に恵まれた広大で静寂なキャンパスを構えています。皆さんが、恵まれたこの環境で勉学に励み、将来の宝となる友人、先輩、後輩そして師と出会い、医学・医療の進歩に貢献する創造性豊かで高い倫理観を有した医師・医学研究者になることを心から願っております。北海道大学医学部医学科は、医の学びを通して自己の成長を成し遂げ、自己で設定した高邁な目標と理想をもった学生諸君を歓迎いたします。

2021年4月1日

北海道大学医学部長
畠山 鎮次