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概要

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北海道大学から日本へ、世界へ
医学と理工学を融合した新時代のスペシャリストを養成

 いま日本の研究教育機関は、「健康長寿社会の実現、経済成長への寄与、世界への貢献」を目的とし、積極的に健康・医療に貢献することが求められております。
北海道大学は、このような社会の要請に応え、新たに「医理工学院」を設置します。
これに先立ち行った、医学系と工学系のミッションの再定義に基づき、学内外の医療機関との連携、先端的で特色ある研究、トランスレーショナル・リサーチを推進します。さらに、がん専門人材育成の実績を活かした新たな医療技術開発、ウイルス等を利用した分子生物学的診断・治療技術の開発研究や分子追跡放射線治療装置等の開発を行い、医学と理工学の異分野融合研究において世界トップを目指します。

医学と理工学を融合した新時代のスペシャリストを養成

北海道大学のミッション

本学のミッションとして、医学系では「分子追跡放射線治療装置の開発やがん専門人材育成の実績を生かした医療技術開発と人材育成」と「基礎研究成果の臨床への橋渡し研究」を行うこと、工学系では「生物・医工学系などの異分野融合研究などで世界トップを目指す」ことを掲げている。この期待に応えるためには、分子追跡放射線治療に関する医学と量子理工学の産学連携研究をグローバルに展開し、さらにこれを放射線治療以外の生物・医理工系の異分野融合研究にも拡大し、世界トップを目指す国際的人材育成を行う大学院の設置が有効であると考える。

求める人材像

「医理工」とその基盤となる理学、工学および医学への強い興味と探求心、並びにこれらの学修に必要な基礎学力を有し、修得した知識と技術を活用して真摯に研究に取り組み、医理工学の専門家として、人類社会の持続的発展に貢献したいという意欲に溢れる学生を求める。
こうした学生を選抜するため、医学系、保健学系、理学系及び工学系の専門分野に関する学部の卒業者や、これらの学部を卒業後、医療機関、企業等で医理工学分野の関連職種に就いている者を主な対象として、国内外の多様な人材の中から、外国語能力の評価、理工学の基礎知識等を評価する課題論文及び研究能力等を評価する口述試験を実施する。

育成する人物像

医理工学分野の専門家として、高度な専門性、広い視野及び高い倫理観を備えた人類社会の持続的発展に貢献することができる人材、並びに卓越した知識、高度な研究能力を備え、医療技術及び医療機器の開発等の諸課題の高度化及び国際化に対応することができる人材の育成を教育目標とする。