北海道大学大学院医学研究院は、文部科学省の「令和7年度医学系研究支援プログラム 総合型」に採択されました。
事業課題名 | ひと・AI/DX・しくみの三位一体的整備による 次世代 AI 活用・データ駆動・情報循環型医学研究の戦略的推進 |
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事業代表者名 | 北海道大学大学院医学研究院長 田中 伸哉 |
「医学系研究支援プログラム」とは、医学系研究の研究力を抜本的に強化することを目的として、国家戦略上重要な研究課題に取り組む研究者の研究活動と、大学病院・医学部の研究環境改善に係る取組とを、一体的に柔軟かつ機動的に支援するものです。
本学は本事業において、国際共同研究を担う若手研究者の育成を行い、事業終了後も自走可能な「北大モデル」の確立を目指しています。
研究活動については、本学の強みであるAI研究基盤を活かし、基礎研究・臨床研究・ビッグデータ解析の3分野からなる12人の若手研究者により異分野融合研究を推進します。
具体的には、眼底画像解析と歩行動画解析にアルゴリズムを加えることで歩行動画から視野異常などをAI検出する技術を開発することや、シングルセル解析と病理画像解析にビッグデータ解析を加えることで細胞分化を含めた動的病態解析する技術を開発するなど、世界トップレベルの新技術開発に挑戦してまいります。
また、研究環境整備については、ひと(人的資源)・AI/DX(技術)、しくみ(制度基盤)を三位一体的に整備していきたいと考えています。
具体的には、医学研究院内に医学研究支援部門を新設し、診療や教育の周辺業務を効率化することで、研究者の「真の研究時間」を創出し、研究力の強化を目指します。
なお、本事業の選定結果は、下記ホームページにて公開されています。
(参考)文部科学省ホームページ
https://www.mext.go.jp/a_menu/lifescience/bioethics/mext_03325.html