




(設置:2010年9月1日、改組:2025年4月1日)
本センターは、医学研究院において医学教育およびシミュレーション医療教育に関する研究開発を行うとともに、医学院および医学部医学科における教育および海外大学等との連携に係る施策ならびに医療用シミュレーターを用いた教育、訓練、研修等についての企画、立案および調整等を行うことにより、医療に関連する本学の学生および教職員等の実践的な臨床能力の向上を図るとともに、本研究院、本学院および本学科の医学教育および国際交流の推進に資することを目的とする。
(2025年4月1日現在)
医学教育研究開発部門は、医学教育についての研究開発を行うとともに、医療に関連する本学の学生および教職員等の実践的な臨床能力の向上を目指して、共用試験(CBT、OSCE)の運営および管理、教員研修(Faculty Development, FD)の企画、立案および実施を行っています。また当部門は、臨床実習前準備教育(4 年次「診断学実習」)、臨床実習(5 年次「診療参加型コア科臨床実習」)、臨床実習指導医研修を企画、運営し、医学部医学科の診療参加型臨床教育の推進に貢献しています。
医学英語教育部門は、1)医療コミュニケーション(医師と患者間のコミュニケーションおよび医師間コミュニケーショ
ン)、2)医学研究、3)臨床スキル(診察、臨床推論、患者安全)の3 つのコアな英語能力を強化することを目標とし、医学英語を通じて、基礎的な医学知識から高度な臨床スキル、さらには職能開発まで、統合されたカリキュラムを提供しています。
当部門は、医学生向けには2 年次「医学英語演習」を開講するとともに、医学教育研究開発部門と連携して、3 年次「医学研究演習」や6 年次「多職種連携・シミュレーション実習」にも関与しています。加えて、国際的な視野を持った次世代の医師を育成するため、意欲的な医学生のグループ「DREAMERS」を設立し、国内外の保健医療に貢献する人材の育成を目指しています。学生(学部生や大学院生)および医学部教職員向けには、最先端のウェブセミナーを開催し、教育と研究の最新の動向を共有しています。すべての学生が共感力に富み、スキルに長け、専門性が高く、グローバルな視野を持つ医師に成長できるよう努め、地域社会と国際社会のニーズに即した医療の未来に貢献することを目指しています。
医学教育IR 部門は、医学部医学科の教育データの収集および分析と、医学教育についての情報収集を行うことを目的に2025 年4 月に新設されました。総合IR 本部教学部門と連携し、データ収集および分析を実施していきます。
北海道大学大学院医学研究院クリニカルシミュレーションセンター(2025 年4 月から医学教育・国際交流推進センタークリニカルシミュレーション推進部門)は、医系多職種連携教育研究棟の2・3・5 階にわたる約1,234m2 のフロアに、診療研修室9室、高度シミュレーション室2 室、セミナー室7 室などを備える学内最大規模のシミュレーション教育拠点です。シミュレーターや模擬患者を用いた実践的なトレーニングを通じて、医学生・歯学生・薬学生・看護学生・保健学科学生に加え、研修医や看護師、薬剤師など幅広い職種がOSCE、外科・救急・集中治療手技、医療安全などを安全かつ反復的に習得可能です。館内には有線・無線LAN、マジックミラー、録画・配信設備が整備されており、シミュレーション後の客観的フィードバックや遠隔指導にも対応しています。2016 年4 月の開設以来、質の高い医療人育成と医療安全文化の醸成を担う中核施設として、学内外の教育・研究・地域医療連携を推進しています。
国際連携部門は、近年のグローバル化の潮流の中、医学部医学科・大学院医学院および医学研究院の国際的なプレゼンスをさらに高めることを目的に、教育および研究の国際化を推進する部署として設置されました。
教育面では、本学医学部生の海外大学への派遣(アウトバウンド)および海外からの留学生の受け入れ(インバウンド)を通じて、医療専門職として世界で活躍できる人材の育成に取り組んでいます。緊密かつ持続可能な国際交流の実践には、海外の大学および研究機関との強固なパートナーシップが欠かせません。医学生の派遣や留学生の受け入れが円滑かつ活発に行われ、時代のニーズに沿った質の高い教育が提供できるよう、海外の優れた施設を対象に大学間・部局間交流協定を締結し、積極的に交換留学生の派遣・受け入れを支援しています。コロナ禍の影響で2020~2022 年の間、海外協定校との留学生の派遣・受け入れの一時休止を余儀なくされましたが、この休止期間を活用して、コロナ禍でも国際交流活動を安全かつ確実に実施できるよう、派遣・受け入れプログラムの見直しや危機管理体制の整備をすすめ、2023 年度以降、本学6年次学生の海外への派遣と、海外協定校からの留学生の臨床実習受け入れを段階的に再開しました。
研究面では、大学院医学院に在籍して研究者としてのキャリアを歩み出した留学生の側方支援を担当しています。さまざまな国から留学している大学院生が本学院博士課程および修士課程に在籍し、母国とは大きく異なる環境の中で学んでおり、彼らが安心して留学生活を送れるよう、常勤スタッフ・留学生サポートスタッフで協力しながら対応しています。
このような取組みについては、定期的にニュースレター「国際連携部門だより(VIS:Voice of the International Students)」を発行して学内外に広く周知し、更なる国際化の推進を目指して活動を続けています。
重要事項の審議を目的とする
北海道大学大学院医学研究院医学教育・国際交流推進センターにおいて企画・立案された事業、行事等についての具体的な実施方策を検討し、センターと大学院医学研究院、大学院医学院、医学部医学科および北海道大学病院との連携を図りながら事業等を実施することを目的として、センター会議を置く。