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中藪 拓哉さんの一日(修士課程)

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am07:10

登校

札幌市内の自宅から夏は自転車、冬は地下鉄で通学しています。毎週火曜はゼミがあるので、普段より2時間早い登校です。つらかった早起きにもようやく慣れてきました。
北海道大学医学部保健学科の検査技術科学専攻を卒業し、臨床検査技師の資格を得ました。
高度な知識と技術を習得し、自分の可能性を広げるために大学院に進学しました。

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am7:30

ゼミで発表

全1時間のゼミでは、大学院生が前半と後半に一人ずつ発表を行います。写真は私が実験の進捗を報告しているところです。大学院では、小腸移植で患者さんの体内に血液が再流入(虚血再灌流)した際に起きる障害を、新規抗酸化物質で抑制する治療法の開発と、その物質が働く仕組みを研究しています。
ゼミでは、教授の武冨紹信先生(右写真)から今後の実験方針について指摘をいただきました。

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am09:00

個別ミーティング

ゼミの後は休憩をはさんで、指導教員ごとにミーティングを行います。「小腸移植に関する論文が少ないからやってみたら」という指導教員の深井原先生(左写真・左側)の一言で研究を始めて1年。すでに注目している新規抗酸化物質による虚血再灌流障害の軽減効果を明らかにし、現在はそのメカニズムについて研究を行っています。

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am10:00

デスクワーク

ゼミやミーティングでの指導を踏まえて、実験手順を練り直し、ほっと一息ついたところです。ゼミのない日は午前、午後を問わず実験を行い、合間にデータ解析、統計処理、論文抄読などを行っています。深井先生には「修士課程の2年間で重さ10キロ、厚さ100センチ分の論文(両面印刷)を読むように」と言われています(笑)。その分量に圧倒されますが、がんばってこなします。

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am11:20

医学部食堂で

食堂は正午を過ぎると混雑するので、教室の先生方と少し早めに向かいます。ラーメンや丼物も定番ですが、今日は気分を変えて天ぷらそばにしました。

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pm02:00

実験室にて

午後から実験を行いました。写真はクリーンベンチで培養した小腸上皮細胞を顕微鏡で観察しているところです。
修士課程修了後は、患者さんに関わる仕事に就きたいと考えています。治験を実施している医療機関を訪問し、治験がさまざまな法律やルールを守って適切に実施されているかの確認(モニタリング)を行い、治験データを回収する仕事です。 そうした現場では、修士課程で養った知識や技能が即戦力となります。
教室には医師の先輩が多く、研究面はもちろんのこと、飲み会やワカサギ釣りなどの楽しみも共有しています。医師とのやりとりが欠かせない職場では、こうした経験も生きてくると思います。

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(取材は平成29年5月に行われました)

中藪さんが所属した外科学講座 消化器外科学教室Ⅰ