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登校
北大病院前を通り、研究室へ向かいます。精神科病棟へ向かう前にデスクワークを済ませます。
認知機能検査
入院病棟・外来で週3回認知機能検査の任務を遂行します。患者さんがパソコンで検査する横に付添い、教示・計測などを行います。検査結果を記録し最後に解析を行います。他にはfMRI検査などをサポートします。
認知リハビリテーション
外来の患者さんに週3回6カ月間に渡り作業療法士として認知リハビリテーションに携わります。認知機能と呼ばれる記憶・言葉の流暢性・実行機能・注意機能などの学習ソフトを用いたパソコンセッションや、グループ学習を行っていきます。患者さんの横に付添い、より効果的な学習を手助けし、患者さんの目標に向けて一緒にステップアップしていきます。
昼食
医局などで昼食を摂ります。弁当を持参したり、学食や売店も利用します。
評価室にて
事象関連電位の測定。患者さんにキャップを被せ認知機能に関わる課題を遂行してもらい、その時の脳波を見ます。例数が集まった後解析をし、学会や論文で研究報告をします。14:30から総回診やグループ回診に参加することもあります。
新患紹介
精神科神経科のスタッフ全員の出席による新患紹介では、患者さんの情報を把握します。終了後はリハビリ・統計・精神疾患など外部の勉強会に参加し、研究者・作業療法士として日々努力を重ねています。
生理学や神経認知といった基礎研究が、今後精神科作業療法の新たな介入や効果指標として導入されていくように、そして臨床と研究の架け橋を作れるような人になれるように、社会機能だけでなく、電気生理、機能画像、神経認知の知識・技術も身に付けた研究者として精神医学や精神科作業療法に携わっていきたいと考えています。
(取材は平成24年5月に行われました)
宮島さんが所属した神経病態学講座 精神医学教室