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根深 真央さんの一日(博士課程)

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am09:00

登校

札幌市内の実家から通学しています。5月の澄み切った空、医学研究院・医学院・医学部図書館前の小道は満開の桜に覆われ、すがすがしい気分で一日が始まります。
私立大学の薬学部薬学科在学中に、卒業研究で行った電気生理学の実験手法に魅せられ、研究を続けようと大学院に進みました。

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am09:30

論文レビュー、実験データ整理

まずはデスクで論文レビューや実験データをまとめるところから始めます。月曜は大学院生全員が朝9時に集合し、実験動物室の点検を行った後、それぞれの指導教員と実験計画などを話し合います。

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noon

昼食

お昼は弁当持参で、先生や仲間と研究室の大机を囲み、食事や会話を楽しんでいます。今日は教授の吉岡充宏先生(左写真・左端)と指導教員の大村優先生(同・左から2人目)も一緒です。

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pm01:00

実験室で

写真は、マウスのストレス負荷試験ほか生化学的手法で実験を行っているところです。ストレスを負荷してマウスに「恐怖」感を与え、薬を投与して行動の変化(セロトニン神経の働き)を見る実験系を組み立てています。今注目しているセロトニン受容体が、どのように「恐怖」に関与しているかを調べています。
学部時代は、マウスの脳切片を用いて一つの細胞のメカニズムを見る電気生理学の研究をしていましたが、現在はマウス一個体を扱う行動薬理の実験を行っています。マウスには個体差があり、時として想定外の結果が出てしまうのが難しいところです。

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pm04:00

発表準備

午後5時からの全体ミーティングで研究の進捗を発表する予定です。発表内容を大村先生にチェックしていただきました。
大村先生にはたびたび「自分の研究を批判的に見なさい」と指導を受けます。そういった視点がないと自分の目指すところには行けないし、研究とはそういうことなのだと気を引き締めてやっています。

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pm05:00

全体ミーティング

全体ミーティングでは毎週水曜に大学院生が持ち回りで論文紹介や自らの研究をテーマに発表します。今日は自分の研究に関して報告し、先生や先輩方から多くの指導をいただきました。
教室では、臨床経験のある医師から学部生まで、様々な仲間が学びを共有しています。私はマウスの中枢(神経)を調べていますが、ヒトについては精神科の医師である博士課程の先輩から教わっています。私より早くから教室に通っている学部生もいます。良き先輩で、気の置けない友人です。
現在の研究を発展させ、将来は研究職に就きたいと考えています。大学院生として学ぶ機会を与えられた喜びを、後輩たちにも伝えていきたいです。

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(取材は平成29年5月に行われました)

根深さんが所属する薬理学講座 神経薬理学教室