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登校
毎朝、北大病院前を通り研究室に向かいます。札幌での暮らしは今年で2年目になります。私は日本のいくつかの都市に行ったことがありますが、札幌は故郷の大連を思い出すほど、気候と環境がとても似ています。このような環境の中で、毎日楽しく勉強と研究の生活を送っています。留学する前に日本語を少しだけ習いました。今は日常生活や人々との交流を通して、日本語の勉強を続けています。
実験開始
研究室で実験にとりかかります。脳損傷に対する骨髄間質細胞(BMSC)を用いた神経再生を研究しています。Rat脳組織切片を用います。自分の手を通して、顕微鏡の下に存在する美しいミクロの世界を目にすることができます。
昼食
実験が一段落したところで休憩に入ります。医学部食堂を利用しています。好きなメニューは沖縄フェアでのゴーヤーチャンプルーです。北海道では、新鮮な食材を使ってできた料理がおいしくて、栄養価もたっぷりです。
アイソトープ総合センターにて
実験に関連する準備はここで行います。 入学前は基礎実験を行った経験はなかったのですが、他の先生方にご指導いただき、実験は順調に進んでいます。
セミナー室にて
週に一度研究室メンバーが参加するイブニングセミナーが開かれます。この日は自分の研究であるラットのラクナ梗塞モデルにSPIOでラベリングした骨髄間質細胞の安全性について30分ほど英語で発表しました。質疑応答も英語を使います。普段注意が足りなかったところと新しいアイデアは先生方との検討会を通して、一層はっきりしてきます。セミナーの無い日は北大病院の総回診に同行することもあります。
医師室にて
遅い時間は医局で実験データの整理・分析などに充てます。指導教員にアドバイスをもらうこともあります。院生の授業など医局の秘書さんが親切に対応してくれます。 中国の大学を卒業後、先進的医療技術を習得し国際的な視野を獲得するために北大の脳神経外科へ留学することを決めました。将来は脳外科医として患者さんの苦痛を解消するために、微力ながらも力を尽くしたいと考えています。
(取材は平成26年5月に行われました)
譚さんが所属した神経病態学講座 脳神経外科学教室