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登院
北海道大学は札幌中心地に位置する絶好のロケーション。大学構内にある北海道大学病院からは、札幌駅北口の高層ビルが見えます。 毎朝、病院での業務に備えそのまま北大病院へ入ります。白衣に着替え、看護師からの検査開始合図とともに、一日の業務がスタートします。
業務開始
午前中は読影室で放射線診断医として読影業務につきます。検査で撮像されたCTやMRIの画像を診断し、診療に有用なレポートを記載していきます。午前中で10~20件を担当します。現在は研修医を含む10名ほどのBodyグループに所属しています。
カンファレンス
CT検査室内の読影室で週に一度カンファレンスが開かれます。教育症例や鑑別が難しい症例など、毎回テーマを決め質疑応答形式で進行されます。質疑担当者は毎回交替になります。
昼食
午前中の業務が終わったところで休憩をとります。医学部食堂を利用し、麺類だとエビ天わかめそばや釜玉そば、中でもうどんが好きです。この食堂は120前後の席数で昼食時には比較的混みますが、この日は仲間と同じテーブルを囲んでの昼食。食後には医局に寄り新聞に目を通し休憩することもあります。
MRI室にて
週に二度、午後は心臓MRIの検査枠となっています。読影は1症例につき40分から長い時で90分ほどかかります。放射線技師により撮像されたデータを解析し、心臓領域を専門とする指導教官のチェックを受けたのちレポートを記載します。
読影室にて
遅い時間は研究に充てています。もともと循環器領域(心臓)に興味があり、画像という側面からも循環器系にアプローチできる事を初期研修時に知り、放射線医学分野に入局。撮像自体難しい臓器ですが、心臓ほど動く臓器はなく、研究の面白味を感じています。将来は、機会があればアメリカ留学をして、より広い視野で考えられる医師になりたいと思っています。
(取材は平成26年4月に行われました)
菊池さんが所属した放射線科学講座 放射線医学教室