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実行委員会 委員長挨拶タイトル
実行委委員長

北海道大学医学部
創立100 周年記念事業
実行委員会 委員長

北海道大学 医学部長

吉岡 充弘

医学部創立100 周年を迎えるにあたって

 

北海道大学医学部は1919年(大正8年)に北海道帝国大学医学部として設置されました。爾来、我が国を代表する医学部の一つとして発展を遂げてまいりました。卒業生はすでに9,000名を超え、道内、国内はもとより世界各地で活躍しております。これもひとえに皆様のご支援の賜物と心より御礼申し上げます。

さて、北海道大学医学部は2019年(平成31年)に創立100周年を迎えます。この記念すべき節目を祝い、次の100年に向けてさらなる発展を期すため、記念事業を行うことといたしました。事業としては以下の三つを計画いたしました。まず、第一に、医学部百年記念館を建設します。記念館はその名にふさわしい品格と重厚感を備え、100年以上使い続けることのできる建物とします。ここには、医学部の歴史資料を展示・保管するほか、講演会、学会、会議、同窓会行事など多目的に使用できる設備を設ける予定です。医学部同窓会の皆様が同期会を開催する場としてもご活用いただきたいと考えています。第二に、教育研究基金を設立いたします。法人化以降、国立大学では大学運営の基盤となる運営費交付金の減額が続いています。これを機に、医学部独自の基金を設け、医学部医学科学生、大学院生、留学生、教職員を支援するとともに、教育研究環境の整備を進めていきたいと考えております。第三に、百周年記念誌の刊行、記念式典の挙行等を行います。これらの事業を行うため、10億円の寄附を募り、医学部百年記念館建設に5億円、教育研究基金設立に4億9,000万円、百周年記念誌の刊行、記念式典の挙行等に1,000万円を充てる計画です。

北海道大学医学部は、世界をリードする先進的医学研究を推進し、高い倫理観と豊かな人間性を有する医学研究者・医療人を育てることにより、人類の健康と福祉に貢献することを理念としています。100周年を機に、教育・研究基盤の一層の充実を図り、北海道大学病院とともに医学・医療の発展に努力してまいります。皆様におかれましては、我が国の経済状況が厳しい中、誠に恐縮でございますが、本記念事業の趣旨にご賛同いただき、ご支援、ご協力賜りますようお願い申し上げます。