北の大地から明日の医療への橋渡し
日本のライフサイエンス分野の基礎研究成果を、臨床研究・治験へとつなげる「橋渡し研究」の支援体制を整えるため、平成19年度から始まった「文部科学省 橋渡し研究支援推進プログラム」も、本年度で最終ステージとなりました。「オール北海道先進医学・医療拠点形成」は、札幌医科大学、北海道大学、旭川医科大学というオール北海道体制で臨み、拠点の強みを生かした橋渡し研究を現在まで積極的に進めてきたところです。
これまでの4年間では、実施機関となる「北海道臨床開発機構」を立ち上げ、全国から専門家を集め、本事業のミッションのひとつになっている医師主導治験の実施へ向けた橋渡し研究の体制づくりを行ってきました。この結果、目利き、生物統計家、知財担当、薬事担当、データマネージャー等、橋渡し研究を実践する優秀な専門家が結集し、GCPの必須文書等を作成して医師主導治験を始める体制が整い、実際に平成21年12月から当該治験を開始することができました。また、道内医療機関との連携を進めていく取り組みについても、まさに3医育大学が協働していることで、これまでに約270の医療機関との連携体制を構築することができました。
いよいよ橋渡し研究の最終ステージへと向けて動き出そうとしているオール北海道のプロジェクトですが、この活動をさらに未来へとつなげていくために、平成23年4月より、各大学において橋渡し研究を支援するセンターを立ち上げ、それぞれ「札幌医科大学トランスレーショナルリサーチセンター」「北海道大学探索医療教育研究センター」「旭川医科大学教育研究推進センター」が稼働しております。オール北海道で取り組んできた橋渡し研究の取り組みと強い連携の絆をこれらの組織が引き継ぎ、さらに飛躍させるべく、関係者一同あらためて気を引き締めているところです。
北海道に橋渡し研究の基盤を構築し、医師主導治験を支援する専門家集団をつくるという私どもの願いはいま、実を結びつつあるところです。今後とも一つでも多くの優秀なシーズ研究及び研究者を支援し、優れた医薬品・医療機器・診断薬の開発へと橋渡しすることで、患者様の元へよりよい医療環境が届けられるよう取り組んでいく所存です。
研究代表者・札幌医科大学長
北海道大学総長
旭川医科大学長 北海道臨床開発機構
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北海道大学大学院 医学研究科内
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