事業の役割
「オール北海道先進医学・医療拠点形成」プロジェクトは、「北海道臨床開発機構」を立ち上げながら、先進医科学分野の研究等を医療に役立てるために有用な研究シーズを発掘・育成し、橋渡し研究全体の取り組みをより多くの方々に理解していただくための普及・啓発活動を行っていくことを目的として事業を運営していきます。
事業の特徴
本プロジェクトの大きな特徴のひとつは、各大学の強みや特性を生かしながらTRプロジェクトを推進していることです。札幌医科大学は、世界的なTRの経験に基づく先導的な役割を担い、北海道大学は、多様な先端生命研究基盤や経験豊富な知財担当部署を用意します。また広大な敷地を活用して、「北海道臨床開発機構」を大学内に設置しています。そして旭川医科大学は、北海道北部の医学連携の拠点としての役割を担っています。
3医育大学からの、再生医療、医療機器、創薬等の各分野から、多様で豊富な研究シーズが橋渡し研究の対象候補としてエントリーされています。オール北海道で協働して行っているプロジェクトだからこそのこうした豊富な研究シーズの中から、将来有効なシーズを選定・橋渡しするための治験基盤も確保していきます。
北海道内にある600余の医療機関は、全てが3医育大学との連携をもっています。本プロジェクトを実施する北海道臨床開発機構の取り組みを通してこれら医療機関との連携をしていきながら、国内最大級の治験推進基盤をつくりあげていきます。
北海道は、他県への人口移動が全国一少ない地域であることが調査結果からも明らかになっています。本プロジェクトでは、こうした地域性を生かすことで臨床研究の長期的フォローアップを可能にする体制をとっていきます。
本機構では、シーズ研究を通じて、目利き補助者に対するTRに関するさまざまなOJT研修を随時実施していきます。こうした研修を通じて3医育大学にTR研究のエキスパートを養成していきます。
北海道臨床開発機構のこれから -将来ビジョンのご紹介-
いよいよ事業の本格稼働が始まり、動き出した北海道臨床開発機構(HTR)。HTRは、文部科学省からの委託を受けている平成24年までの5年間で、事業の自立に向けたさまざまな取り組みを行っていく予定です。将来的には組織上も財政上も自立しながら継続的で発展的な橋渡し研究支援機構になることを目指していきます。
「橋渡し研究支援推進プログラム」には、当該プロジェクトを含めて、現在全国で7拠点が採択されて基盤整備事業が進められています。HTRでは事業をさらに発展させていくために、全国6箇所にあるTR 拠点との連携を強化させていくことを目指していきます。
先進医学・医療のシーズ研究を社会の成果として橋渡しするために、例えばがんなどの疾病や病状に対峙する新薬、体外診断薬、医療機器を開発するシーズ研究への支援を、今後とも積極的に、また幅広く実施したいと考えています。こうした取り組みを積み重ねながら、HTRの強みとなる支援サービスのかたちを創造していきます。
HTRでは、将来的には橋渡し研究の先進国である欧米の研究機関、関連企業等との国際的な連携を構築・推進していくことも視野に入れています。現在そのための小さな一歩として、ホームページの英語サイトでHTRの取り組みをご紹介しています。
北海道臨床開発機構
TR事務局〒060-8638札幌市北区北15条西7丁目
北海道大学大学院 医学研究科内
TEL:011-706-6899
FAX:011-706-5025