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The Hokkaido Medical Society
北   海   道   医   学   会
 

         
    学術集会

【市民公開シンポジウム】
 本会では、札幌市のご支援をいただいて、市民の皆様を対象として、その時々に
見合った医療に関する課題をテーマとして、疾病の予防法や治療法等を分かり易く
説明することにより、広く市民の皆様の健康維持及び増進に寄与することを目的と
して、毎年秋に市民公開シンポジウムを開催しています。
 本シンポジウムは札幌市のご支援のお陰で年々参加者が増え、また参加された方
々からは好評を博しております。

本年度は下記により実施を予定しますので、ご参加ください。
○実施日時平成29年10月28日(土) 午後1時〜午後3時
○会場北海道大学医学部学友会館「フラテ」
(札幌市北区北15条西7丁目 北大医学部内)
○テーマ忍び寄る感染症のいま
○事前申し込みは不要です
リーフレット
 第54回北海道医学会市民公開シンポジウム
           「忍び寄る感染症のいま」の開催にあたって
                         北海道医学会会長 吉 岡 充 弘
                     北海道大学大学院医学研究院長・医学部長

 北海道医学会は、医学の進歩に寄与することを目的として大正12年に発足した
北海道の医師、医学研究者の集まりです。
 本会では毎年この時期に市民公開シンポジウムを開催しておりますが、本年は「
忍び寄る感染症のいま」をテーマとして開催することになりました。
 20世紀後半、予防接種や抗菌薬・抗ウイルス薬の開発、衛生環境の改善などに
よって感染症流行対策は飛躍的に進展し、数多くの致死的な感染症が制御可能とな
りました。
 とくに、結核による死亡は極めて希なものとなり、1980年の天然痘根絶宣言
は人類が誇る感染症医学研究において、画期的な成果となりました。かつての医学
専門家の中には、近い将来に感染症の教科書を開かなくても済む時代が来ると考え
る者も少なくなく、感染症研究は一旦下火になって次第に癌やその他の生活習慣病
などの慢性疾患に移り変わっていく傾向も顕著でした。
 ところが、21世紀になり、その認識が誤ったものであることを痛切に感じさせ
られる症例が多数発生しました。2002〜2003年、中国広東省を出発点とし
て重症急性呼吸器症候群(SARS)の流行が世界中に拡大し、2009年には新
型インフルエンザH1N1が出現、2010年には宮崎県で口蹄疫の大規模な流行
が発生しました。
 最近では2014年にかつてない大規模なエボラ出血熱の流行を西アフリカ地域
で認め、2015年には韓国において中東呼吸器症候群(MERS)の流行が複数
の医療機関で連鎖的に発生しています。現状では感染症の専門家が不足している状
況にある一方、市民は様々な感染症のリスクと向き合うことを余儀なくされていま
す。
 この公開シンポジウムの目的は、様々な異なる立場から感染症医学に従事してい
る専門家が問題点と現況について市民と共有し、そのプロセスを通じて感染症専門
家としての説明責任を果たしつつ、講演者が取り組む最先端の研究や医療に関する
魅力を理解してもらうことです。国立感染症研究所の大石和徳先生による特別講演
を含め、北海道の感染症問題を各分野の専門家の立場から解説をいただきます。
 本シンポジウムを通じて、私たちの日常において、感染症のリスクと向き合うた
めの基本姿勢を共有したいと思います。
【これまでの実施状況】(別タブ) □



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