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修了後の進路


博士課程修了生は、スペシャリストとして国内外で活躍しています

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修了者就職先(平成19年度〜平成26年度/修了者数合計603人)

修了者の半数以上は一般病院や大学病院で医師や医療従事者として勤務しています。次いで大学や企業等の研究員・研究職が多くを占めています。

修了者就職先

博士課程修了者からのメッセージ

大学院で研究者

研究への第一歩

新潟大学医歯学総合病院
皮膚科准教授

新熊 悟さん

平成20年に皮膚科博士課程に進学し、私が研修医の時に担当した患者さんが罹患していた遺伝性皮膚疾患の研究を行いました。研修医当時は、原因が全く不明でした。博士課程中にこの患者さんの遺伝子変異を同定し、病気の発症メカニズムを解明することができました。

博士課程修了後、北大皮膚科スタッフとして1年半、臨床・教育・研究に打ち込みました。その後、遺伝性皮膚疾患の根治的治療法を開発するため、アメリカのコロンビア大学に2年間留学しました。留学中は遺伝子治療とiPS細胞を用いた再生医療に関する研究に専念しました。

北大皮膚科に帰国後、新潟大学に籍を移し、遺伝性皮膚疾患の新規再生治療法の開発を行っています。病気で苦しむ患者さんに少しでも明るい未来が訪れるよう、一日でも早く治療法を開発したいと考え、日々充実した毎日を過ごしています。この充実した日々が過ごせるのも、大学院に進学し、研究への第一歩を踏み出したからだと思います。

(平成29年4月現在)

新熊 悟さん 新熊 悟さん

博士課程修了者からのメッセージ

大学院で研究者

研究の基本を学ぶことができます

北海道大学大学院医学研究科
免疫学分野助教

立松 恵さん

私は、修士課程から博士課程、また学位取得後の現在も免疫学分野に所属して研究を行っています。研究室には尊敬できる先生方が多くおり、多様な実験手法に取り組むことができるなど、非常に恵まれた研究環境だったことが進学を後押ししました。

現在は、自然免疫系の受容体であるToll-like receptor(TLR) について、その機能を解析しています。特に、ウイルス感染時にウイルス由来の核酸を認識するTLRによるシグナル伝達機構について、分子生物学的な手法により解析を行っています。論文やディスカッションを通して勉強し、意見をいただきながら研究を進めている状況ですが、少しずつ自分で考えて実験をデザインできるようになると、ますます研究の難しさや面白さが感じられます。

まだまだ一人前の研究者になるには学ばなければならないことが多くありますが、学生時代から少しずつ実験手技や研究の進め方の基本を学んできたことが、確実に今の研究生活に活かされていると実感しています。

(平成27年5月現在)
※平成27年9月からミュンヘン大学・ドクター・フォン・ハウナー小児病院(ドイツ連邦共和国)博士研究員

立松 恵さん 立松 恵さん

MD-PhDコース修了者からのメッセージ

大学院で研究者

MD-PhDコースを終了して 〜Four nines〜

北海道大学大学院医学研究科
腫瘍病理学分野特任助教

加藤 容崇さん

畑の土塊を投げ篠竹の棒きれで打つという原始の時代から変わらぬ野蛮な遊びをしていた群馬の山奥での幼少時代、近所に医者は一人しか居らず、医者はぶっ太い注射一発で如何なる病気も治癒せしめる神の如き存在だと思っていました。本当に。しかし、大好きな祖父が悪性胸腺腫にかかり亡くなったときに医学への幻想は打ち砕かれ、同時に医学を進歩させたいという漠然とした野心を抱き、洟垂れ小僧はお気に入りの篠竹の棒を処分し鉛筆を持ったのです。

大学院修了という節目を迎え、昔抱いた純粋な心を思い出しました。MD-PhDコース在籍時は研究に専心打ち込むことができ、途中困難や苦悩は群馬の山奥のニホンザルの数ほどありましたが、恵まれた環境が心の純度を保たせました。病理医としての視点に基づき分子生物学的検討を行うことは、病理所見という多分に主観性の含まれるものを客観的に証明するということであり非常にやりがいを感じています。今後は特任助教として肩書は変わりますが哲学は変えずに引き続き研鑽していきたいです。

24金の純度は99.99%(four nines)。純度の高いものは個や時代を超えて価値のある、かけがえのないもの。皆さんも99.99目指して一緒に頑張りませんか。

(平成26年4月現在)
※平成27年6月からマサチューセッツ総合病院がんセンター(米ボストン)留学

加藤 容崇さん 加藤 容崇さん

大学院で研究者

「大切なこと」を探し求めて

北海道大学大学院医学研究院
免疫学教室特任助教

高島 謙さん

私は平成29年3月に博士課程(MD-PhDコース)を修了し、同年4月より免疫学教室の特任助教として研究に従事しています。

医学部では卒業生の大半が臨床の現場に出るため、私のように初期研修をせずに基礎研究の道へと進むことは珍しいかも知れません。基礎研究の世界のスピード感と、「大切なこと」を探し求めて妥協なく追求していく研究者の方々の生き方に触発され、基礎研究へ進むことを決意しました。

現在は自然免疫シグナルの制御機構についてマウスモデルを用いた解析を行っています。博士課程では分子生物学的な解析が中心でしたが、生体レベルでの炎症制御を明らかにするため、研究手法の幅を徐々に広げている段階です。

まだまだ一人前にはほど遠いですが、「大切なこと」とは何なのか常に自分に問いかけながら目の前の不思議を追い続けていきたいと思っています。

(平成29年4月現在)

高島 謙さん 高島 謙さん