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医学部医学科
医学部長ご挨拶 ―医学を志す皆さんへ―

北海道大学医学部長 玉木長良北海道大学医学部は北海道帝国大学の創設に伴って1919年に設置された学内では最も歴史のある学部の一つで、創立90余年を迎えています。

医学部医学科は医学教養、基礎医学Ⅰ、基礎医学Ⅱ、臨床医学、臨床実習の5コースから成る6年一貫教育制をとっており、これまでに約9,000名の卒業生が巣立ち、国内はもとより、世界各国で活躍しています。

本医学科の学生になる者には、国民から託された使命を担うことになります。様々な基礎医学、社会医学、臨床医学の領域で、新しい医学的知識や治療法の創造を通して大勢の人を救う次の世代を担う研究者となる。あるいは地域医療の中心を担い、次の世代の臨床医を教育できる指導医になって一人ひとりの患者を直接に治す。どちらも等しく重要な使命です。こうした使命のもとで医学の道を志す者には、その一生をかけて2つの資質を培い育むことが求められます。第一は、他人の痛みが理解できる温かな思いやりの心と病める人を包容できる大きな心です。本学科を目指す者にはこうした資質が備わっていることが求められます。第二は、正確な知識に裏打ちされた思考力、応用力、および批判力です。この資質は、入学後の勉学を通して基礎を身に着けていくことになります。

このように医学の道は、崇高な精神的義務を負って一生勉学を続けなければならない厳しい道ですが、同時に常に感動や喜びと隣り合わせにある、大変遣り甲斐のある道でもあります。多くの先輩によって築かれてきた世界最高レベルにある現在の日本の医学研究および医療を、将来は本学科を志す皆さんが受け継ぎ、さらに発展させてくれることを期待します。

卒業生の多くは臨床研修の後に北海道大学大学院医学研究科に進学します。本研究科は第二次大戦後の学制改革によって1955年に設置され、世界をリードする優れた研究を行う中で、次世代の医学・医療の発展を担う優れた人材を育成しています。これまでに6、632名の学位取得者を世に送り出しました。現在、本研究科博士課程には基盤医学、社会医学、臨床医学の3コースがあり、408名の大学院生が勉学・研究に励んでいます。

北海道大学には自然に恵まれた雄大なキャンパスがあります。また90余年の歴史をもつ医学部の同窓生や諸先輩方々、関係機関のご尽力により、各研究棟、医学部同窓会館「フラテ」、医学部図書館棟も新・改築され、医学部に在籍する学生の皆さんが充実した環境の下で学究生活を送ることができるようになっています。皆さんがこの恵まれた環境の中で思う存分勉学に励み、すばらしい師や先輩や友人に巡り会い、異なる考え方を持つ仲間と大いに語りあう日が来ることを心から祈ります。北海道大学医学部医学科は医学を志す皆さんを心から歓迎します。

北海道大学医学部長 玉木 長良

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北海道大学
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